Hammarlundの伝説や買取の需要について
無線機器の製造を目的に1910年に設立されたHammarlundは1973年に廃業となるまでアメリカで最古となる無線メーカーの一つでした。
最初の主に無線の部品の生産を従事していました。この時には可変コンデンサーのハマーランドと謳われるほどの高品質なパーツを生産していました。
ハマーランドの最初の無線機
関連会社のHammarlund-Robertsが営業停止を期にHammarlundは業務用の短波受信機「コメットプロ」を市場に投入します。
情報収集などを行う施設の多くでコメットプロは納入されるようになり、この勢いに続いて新型のスーパープロシリーズ受信機を発売します。
第二次世界大戦が勃発したことにより無線機の需要が爆発的に増え、Hammarlundの規模はより大きなものとなりました。
市場の激戦化
ライバルメーカーとの競争により無線機の市場は激戦化。これを受けてHammarlundは1947年にはさらに高性能なSP-600を発表しました。
540kHzから54MHzまでをカバーし、主に軍用や研究室などに多く使用されていました。
その後もHammarlundは多くの無線機を世界に送り出します。
Hammarlundの逸話
アマチュア無線を楽しむ愛好家を無線用語で「ハム」と呼びますが、この由来はハッキリとした語源がわかっておらず様々な諸説があります。
その一つにHammarlundが由来となっているという逸話があります。
Hammarlundは前記の通り無線機メーカーの先駆者で、無線技術の黎明期から傑出したモデルの数々を作りあげてきました。
この活躍に当時の無線機愛好家たちに愛称として、Hammarlundのことを「ハム」と呼び、いつしか無線機を扱う人を「ハムオペレーター」と呼ぶようになったことから
Hammarlundが由来となっているというという話があります。
ただこの話についても「ハム」という言葉が使われるようになった時にHammarlundは一般的にはそこまで名の通ってはいなかったから関係はしていないという声もあるため
真偽のほどははっきりわかっていません。
Hammarlundの買取について
他の海外製にも共通していえますがこの年代のものは基本程度次第で買取価格が大きく変わります。
基本的に壊れてしまっていても買取は可能です。程度によって相場は大きく変動するので注意が必要です。
下記のモデルは主な買取対象モデルとなります。
SP-600
恐らく同ブランドの製品の中で日本で最も台数の出回っている軍用受信機です。
完全動作品やオリジナルの状態を保っていると査定アップ対象となります。
軍用機名義の個体も買取が可能です。
HQシリーズ
民生向けとして発売されたHQシリーズもお取扱可能です。
代表的な機種としてはHQ-100があります。グレーカラーの軍用機譲りな風貌ながらどこか可愛らしさも感じさせる名機です。
買取価格はSPシリーズよりも若干劣る傾向ではありますが、やはり程度次第で高額査定が期待できます。
もちろん上記に出てこなかった機種も幅広く買い入れしております!
いつでもお気軽に売却ご依頼ください。