HALLICRAFTERS(ハリクラ)の買取について
ハリクラといえば海外製のビンテージ無線機の中で代表的な存在のうちの一つです。
創設者のWilliam(Bill) J.Halliganはマサチューセッツ州のボストンに生まれ、十代のころにはハムの免許を取得し趣味として無線機を扱い楽しんでいました。
既にこのときから無線機の改良に励むほどののめりこみようで、16歳のころには無線通信技師として働いていたとあります。
やがて大戦が始まり、Billのスキルを買われ戦艦の通信技師として活躍をし大戦が終わると婚約者が出来たことで新聞記者として働き始めますが
やがて自身の無線機メーカーを立ち上げるべく、シカゴへ引っ越しを決意。
ハリクラフターズの誕生
そしてBillは1933年に後に無線の世界で伝説となるHallicraftersが誕生しました。
まず手始めに手ごろな価格ながら高性能なスペックを持ったレシーバーを完成させ販売を始めます。
その完成度は他の無線機メーカーを驚かすもので、会社設立からわずか5年で当時の大手ライバルメーカーと肩を並べる存在までに急成長を遂げました。
その後、第二次世界大戦が始まったことで、軍用無線機の供給が満たされていないことに注目し、ハリクラフターズはその需要を満たすことに専念します。
この時の生まれた代表的なモデルがHT-4で大型な上現存数が少ないため日本ではほとんどその姿を見ることはありませんが、本国アメリカでは個人所有している愛好家がいます。
1950年代のHallicraftersは会社としては黄金期といえる状況でした。広大な本社工場を持ち、社員は2000人を超えていました。このときに生まれたのがHT-32やSX-101といった名機です。
現在では古典的ともいえる存在ですがまだまだコレクターは多く存在します。
その後、航空機メーカー最大手のノースロップ(現ノースロップ・グラマン)に買収されたことで工場を新天地ローリング・メドーズに移し、軍用機通信機と電子システムの開発を主とするようになり、やがてアマチュア無線向けの製品は手がけることがなくなり、1970年代の終わりごろには完全にハリクラフターズの無線機は世に送り出されることはなくなりました。
現在のハリクラフターズの買取(中古)需要
同社のモデルはほとんどのモデルが買取可能です。
特に受信機のSXシリーズは高額査定になりやすいので手放す際は当店にお任せください!